脊柱管狭窄症（せきちゅうかんきょうさくしょう）とは？

背骨は椎骨・椎間板・黄色靭帯などで構成されており、その内側にあるのが脊柱管です。何らかの原因で黄色靭帯が通常より厚くなったり、骨が変形したり、腰椎椎間板ヘルニアになってしまったりすると脊柱管が狭くなります。
脊柱管の中は脊髄神経が通っており、脊柱管が狭くなると脊髄神経が圧迫されてしまい、手足の痺れや痛みを感じてしまうことがあるのです。

脊柱管狭窄症の診断方法

脊柱狭窄症かどうかを診断してもらうためには、病院などでレントゲン・CT・MRIなどの画像検査を行います。また、筋肉の反射などで判断する神経学的検査を行い、この二つの結果から脊柱管狭窄症かどうかが判断されます。手足の痺れを強く感じるのであれば、一度病院を受診してください。

脊柱管狭窄症と腰痛の関係

脊柱管狭窄症は何らかの原因で脊柱管が狭くなり、内部にある脊髄神経が圧迫されて手足などに痺れが出てしまう状態です。腰椎付近で狭窄症が起きている場合、腰から下に痺れを感じる方が多くいます。
このように聞くと、脊柱管狭窄症が原因で腰痛を引き起こしているように思うかもしれませんが、脊柱管狭窄症になっている方の多くはあまり腰の痛みを感じません。

脊柱管狭窄症と腰痛の関係は、腰痛を放置することで脊柱管狭窄症になるおそれがあるということです。例えば、腰痛の原因が腰椎椎間板ヘルニアだった場合、脊柱管が圧迫されてしまいます。
「ちょっと腰が痛いだけだから」と放置していると、さらにひどい状態になってしまうこともあるので注意しましょう。

心因性腰痛

心因性腰痛とは心の不調が引き起こす腰痛のことです。人間の体は小さな痛みを感じないように、脳が出す痛みの信号をコントロールできるようになっています。
しかし、心的なストレスを感じている状態では、痛みの信号が正常にコントロールできなくなってしまうことがあるのです。信号がコントロールできないと、本来感じないはずの痛みを強く感じてしまうことがあります。
これが心因性腰痛です。ちょっと腰に疲れが溜まっているだけなのに激痛を感じてしまうこともあります。

心因性腰痛は痛みの度合いが日によって違うことも多いですが、ストレスがある限り痛みを感じてしまうので、慢性的に腰痛に悩まされることも多いようです。

心の不調が腰痛を引き起こす理由

心因性腰痛の原因はストレスや鬱状態であることが考えられます。ストレス社会の現代では心因性腰痛を抱えている方は非常に多いです。
また、慢性的に腰痛を抱えていること自体がストレスとなり、心因性腰痛を引き起こしている場合もあります。

整体で軽快を目指せる場合も

腰痛を感じた際、心が感じているストレスが原因なのか、筋肉が緊張状態にあることが原因なのか自分では判断できないものです。筋肉が緊張状態にあることで腰痛を感じている場合は、整体で筋肉をほぐせば痛みの状態が軽快する可能性は十分にあります。
施術を受けることでストレスリリースできる方もいらっしゃいますので、慢性的な腰痛に悩んでいる場合は一度整体に行ってみてください。